みなさん、こんにちわ。
今回は、いつもより少しまじめな内容の話になります。
また、内容もいつもより少し長くなりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
まず、今回の西日本豪雨災害復興支援活動が開始される発端となったのは、大川興業の大川総裁という方より足高理事長への依頼から始まりました。
過去にも、東日本大震災や熊本地震などで大川総裁より依頼を受け、大和野菜を寄付させていただいたり、復旧支援活動を行ってきた経緯はありますが、豪雨災害(台風災害)での依頼は初めてでした。
施設業務として、何故復興支援活動に参加したのか・・・?
それは、普段何事もない日常生活を送っているだけであれば、障がいがある方に関与したり、支援する余裕が周りの方にもあるのでどうにか行えていますが、
その地域全体が被災した場合・・・
自分自身に余裕が無い状態で、障がい者支援ができるのか・・・?
もっといえば、避難所生活の中で一般住民と障がい者の方が一緒に生活できるのか・・・?
正直、避難所生活で余裕のない住民の方も多くいる中で、障がいを理解し、大きな心で迎え入れてもらえる方がどれだけいるでしょうか・・・?
そう考えると、一般避難所生活も難しい状況であり、もしかすると誰もいない体育館などで施設で生活している障がいを持たれた方のみで避難生活をしないといけない状況になっているかもしれない・・・
災害が起きた際の障がい者への対策が明確に無いこの日本で、その方々に少しでも安心してもらいたい・・・
障がい者施設で働く従業員は、自分自身も被災者なのに、障がい者支援と自分の家族を守るのに必死で疲労困憊している・・・
そんな状況の中で、少しでも被災された障がい者施設関係者の力になれればと考え、
足高慶宣理事長を筆頭に柊の郷職員一同は、被災された障がい者施設の復興支援活動を大川総裁の指揮の元、活動させていただきました。
実際、7月25日から8月31日にかけての約1ヵ月間、柊の郷奈良や千葉の施設職員が岡山県、愛媛県、広島県と3県の障がい者施設関連の復興支援活動を行いました。
例年に無い猛暑の中、ボランティア活動で訪れている方もたくさん見ましたが、熱中症等で体調を崩したり、泊まる場所や食料が無く、かなり厳しい環境の中での作業をされている方もいました。
幸い、施設から派遣した職員は、宿泊する場所や食料確保も大川総裁の計らいで準備されており、活動に集中することができました。
しかし、猛暑と炎天下の中での作業で、食事も喉を通らないほど大変で、1日に5リットル~6リットルの水分補給をしていたとのことで、毎日フラフラになりながらの作業でした。
それでも、現地で必死になって活動出来たのは、
「自分たち以上に被災された方々が優しく、疲労困憊しているのにも関わらず復興を目指し、施設利用者の為に必死に頑張っている姿を見ていると、僕たちが奮い立たされ、この方々の姿を見ていたら普段の自分がどれだけ甘えていたか身にしみて感じた」
と、復興支援を終えて帰ってきた職員が話しているのを聞きました。
柊の郷から派遣された職員は、普段できない経験にいろいろな事を考えさせられ、いろいろな事を感じて帰ってきました。
自分たちが活動した内容よりも、もっと多くの事を学ばせていただいたと感じました。
そしてこの貴重な経験を柊の郷で利用者されている皆さんにどう生かせるのか・・・。
今後の課題として、柊の郷職員一同で活かせていきたいと考えています。
このような経験をさせていただくチャンスをもらえた大川総裁をはじめ、いきなり施設を訪れた見ず知らずの者を迎え入れてもらった現地の方々に心よりお礼と感謝の意を申し上げます。
また、今回の復興支援活動については終了しましたが、今後も西日本豪雨災害で被災された方々の1日も早い復興と安心した生活を取り戻せるように社会福祉法人 柊の郷 関係者一同、心よりお祈り申し上げます。
最後になりましたが、今回行った活動内容の一部ですが写真を載せるので、皆さんもこの写真を見て、災害時の障がい者支援の何かを感じてもらえたら幸いです。
※現地の方や利用者の方が写っていますが、許可をいただいています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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